「キーワードの候補だけでなく検索数も無料で調べたい」「登録不要のツールはある?」「調べた言葉をどう記事のテーマにすればよい?」と迷っていませんか。
無料のキーワードツールでも、関連語の発見から検索需要の確認、既存記事の改善候補探しまで進められます。ただし、無料で使える機能・回数・アカウント登録の条件はツールごとに異なります。例えば、候補語の取得は無料でも、月間検索数の表示は有料という場合があります。
この記事では、2026年10月時点の公式情報をもとに、無料で始められる8ツールを比較します。後半では、集めた検索語を「新規記事の作成」「既存記事のリライト」「既存記事への追記・統合」にどう生かすか、5つのステップで解説します。
キーワード調査に特化した記事です。順位計測やサイト診断まで横断的に比べたい場合はSEOツールおすすめ34選、SEO対策を無料で始めるツール全体を知りたい場合は無料SEOツール15選を参考にしてください。
まず結論|目的別に選ぶ無料キーワードツール
8つをすべて使う必要はありません。最初は「何を調べたいか」に合わせて1〜2つ選ぶのがおすすめです。
- 検索候補やユーザーの疑問を見つける:ラッコキーワード
- 意味が似た検索語を整理する:ruri-co
- 検索数の目安も調べる:Googleキーワードプランナー、GetKeyword
- 自サイトで改善すべき検索語を探す:Google Search Console
- 季節性や検索関心の変化を見る:Googleトレンド
- 競合の傾向や難易度の推計を補助的に見る:Ahrefsの無料ツール、Ubersuggest
※クレジットカード登録不要。無料体験終了後に有料プランへ自動移行しません。
【比較表】無料キーワードツール8選の検索数・登録要否・回数制限
「無料で検索ボリュームも見られるか」「登録や支払い情報が必要か」「何回まで調べられるか」を分けて整理しました。○は無料で確認できる範囲があること、△は表示項目やプランによって条件が異なること、×はその情報を取得できないことを示します。無料条件は変更されるため、利用前に公式ページも確認してください。
| ツール | 主な用途 | 検索数を無料で確認 | 登録・支払い情報 | 無料の回数・主な制限 |
|---|---|---|---|---|
| ラッコキーワード | サジェスト・関連語 | ×(月間検索数は有料) | ラッコID登録が必要 | 週50クレジット。機能ごとの消費量・出力上限あり |
| ruri-co | 類似語の整理・サジェスト | △(表示できる指標は機能・プランによる) | 類似語分析は登録不要。サジェストFreeは無料登録 | 類似語分析は無制限、サジェストは月10回 |
| Ahrefs 無料キーワードジェネレーター | 関連語・需要の推計 | ○(独自推計・表示範囲に制限) | 無料ページから調査可能 | 表示件数・取得できる指標に制限 |
| Googleキーワードプランナー | 検索需要の規模感 | ○(幅のある表示になる場合あり) | Google広告のアカウント設定・支払い情報が必要 | 広告出稿状況などで数値の細かさが異なる |
| Google Search Console | 自サイトの表示語・実績 | ×(月間検索数ではなく自サイトの表示回数) | Googleアカウント・サイト所有権確認が必要 | 無料。プライバシー保護等で一部クエリは非表示 |
| Googleトレンド | 季節性・関心の変化 | ×(相対指数のみ) | 基本的な調査は登録不要 | 無料。0〜100の相対指数で検索回数ではない |
| Ubersuggest | 推定検索数・競合調査 | ○(独自推計・閲覧範囲に制限) | 無料アカウント登録 | Web版は1日3検索・レポート。Chrome拡張は別上限 |
| GetKeyword | 検索数・関連語・再検索語 | ○(推計値) | ID登録が必要。SMS認証で月間枠拡大 | 公式ガイドでは月10回、SMS認証で月40回。日単位の制限もあり |
無料条件の参照元:ラッコキーワード料金/ruri-co公式案内/Ubersuggest無料アカウントの条件/GetKeyword公式ガイド/GetKeyword公式サイト/Google広告ヘルプ。
関連キーワード・検索候補を探す3ツール
1. ラッコキーワード|サジェストから検索ニーズを広げる

ラッコキーワードは、入力した語句に対するサジェスト・関連キーワードや上位ページの見出しを調べられるサービスです。例えば「引越し 手続き」と入力し、「引越し前」「引越し後」「役所」「ライフライン」などの疑問へ分けると、調査すべきテーマを整理しやすくなります。
無料プランは週50クレジットで、機能ごとに消費量や出力上限が異なります。月間検索数・SEO難易度は無料対象外のため、検索需要の確認にはキーワードプランナーやGetKeywordなどを組み合わせましょう。
詳しい操作や使い分けはラッコキーワードの使い方、利用条件は公式の無料プラン案内をご覧ください。
2. ruri-co(るりこ)|意味が近いキーワードを整理する
ruri-coは、検索結果の重なりなどを手がかりに、意味が近いキーワードの関係を調べられるツールです。「引越し後 やること」と「引越し 後 手続き」のような言葉の違いを整理したいときに向いています。
2026年3月から有料Proプランが提供されています。類似キーワード分析は登録なしでも無制限。サジェスト取得はFree会員で月10回、競合サイトの上位キーワード調査はFreeでプレビューまで、詳細な取得・CSV/Excel出力はPro(月額990円)の対象です。
ただし、ツールの類似度だけで記事の統合可否を決めず、検索結果や既存記事の対象読者も確認してください。条件は運営会社の公式案内で確認できます。
3. Ahrefs 無料キーワードジェネレーター|候補語と推定需要を調べる

Ahrefsの無料キーワードジェネレーターは、キーワード候補や検索需要の推計に触れたいときの入口です。Google以外の検索先を選ぶ機能も案内されています。まずは日本を対象に設定し、メインテーマからどのような派生語が出るか確認しましょう。
無料ページで閲覧できる候補や指標には制限があり、有料版「Keywords Explorer」のすべての機能を利用できるわけではありません。検索数・難易度はAhrefs独自の推計値として扱いましょう。公式ツールはこちら。
検索需要・自サイトの表示語・季節性を確認するGoogle公式ツール3選
4. Googleキーワードプランナー|月間検索数の規模感を確認する

Google広告のキーワードプランナーは、入力した語句と関連候補について、月間平均検索数の目安を調べるサービスです。新規記事の候補を比較するときに活用できます。
キーワード調査の基本機能は広告を出していなくても利用できる場合がありますが、Google広告アカウントの設定と支払い情報の入力が必要です。広告を掲載していない場合などは「100〜1,000」のような範囲で検索数が示されることもあります。また、画面の「競合性」は広告主間の競争状況であり、自然検索のSEO難易度ではありません。
登録方法や利用条件はGoogle広告ヘルプを参照してください。支払い情報を登録したくない場合は、ほかの無料ツールで需要の目安を補う方法もあります。
5. Google Search Console|自サイトに表示された検索語を見つける

サイトをすでに運営している方には、Google Search Consoleが有力な選択肢です。検索パフォーマンスから、自サイトが表示された検索クエリ・表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位を確認できます。
例えば「表示回数が多いのにクリックが少ない」ページでは、検索クエリとtitle・導入文のずれを検討できます。想定していなかった検索語で表示される場合は、記事が読者の疑問に十分答えているか見直す材料になります。
自サイトの所有権確認が必要です。またプライバシー保護などの理由で、一部の検索クエリは表示されません。すべての検索語・他社サイトの流入語を取得できるわけではありません。設定から使い方まで知りたい方はGoogle Search Consoleの解説記事、仕様はGoogle検索セントラルを参考にしてください。
6. Googleトレンド|検索関心の増減・季節性を調べる

Googleトレンドは、地域や期間を指定して検索関心の推移を比較できる無料ツールです。例えば引越し関連のテーマなら、年間のどの時期に関心が高まるかを確認し、公開・更新の計画に役立てられます。
表示される0〜100の数値は、条件内で正規化された相対的な関心度です。「100=月100回検索」という意味ではなく、検索回数の絶対数でもありません。Googleのデータ説明を確認し、必要に応じて検索数を推計する別のツールと併用しましょう。
検索数・競合状況・再検索語を調べる2ツール
7. Ubersuggest|競合やキーワード難易度の目安を調べる

Ubersuggestは、関連キーワードの推計検索数、SEO難易度、競合ページの傾向などを調べる際に使えます。候補を数個に絞った段階で、競合ページや検索結果を具体的に調査するきっかけとして便利です。
無料アカウントのWeb版では、公式ヘルプで1日3検索・レポートが上限と案内されています。Chrome拡張機能は別の利用枠(無料アカウントで1日40検索)があり、Web版と混同しないようにしましょう。詳しくは公式の無料アカウント案内をご確認ください。
8. GetKeyword|無料枠で検索数・再検索語まで確認する
GetKeywordはサジェスト、検索ボリューム、再検索語、SEO難易度などを調査できる国産ツールです。入力語に関連する次の疑問を探す手がかりにもなります。
公式ガイドでは、ID登録後は月10回、SMS認証を行うと月40回まで利用できると案内しています。一方、公式サイトでは1日あたりの利用回数にも制限があると説明しており、月間枠を1日にすべて使えるとは限りません。最新の残り回数はサービス画面で確認し、登録方法は公式ガイド、日単位の制限は公式サイトを参照してください。
【実践編】無料キーワードツールで記事テーマを決める5ステップ
キーワードを多く集めるだけでは、成果につながる記事テーマは決まりません。ここでは「引越し 手続き」という架空の調査例を使い、候補語の整理から記事制作・リライトの判断までを紹介します。表内の言葉は説明用の例であり、検索回数・順位の実測結果ではありません。
ステップ1:候補を集めて「検索する人の悩み」で分ける
ラッコキーワードで候補を集め、ruri-coなども使いながら似た語をまとめます。「引越し 手続き」「引越し後 やること」「転出届 いつまで」などは、表記の似ている部分だけでなく、知りたい時期や手続きの範囲に注目します。
ステップ2:検索需要と季節性を確認する
GoogleキーワードプランナーやGetKeywordで検索需要を調べ、Googleトレンドで時期による変化を確認します。この段階では候補語の需要の大小を把握し、季節によって調査・公開の優先度が変わるかを整理します。検索数が少なくても、悩みが具体的な語は候補として残しておきましょう。
ステップ3:実際の検索結果から求められる回答を確認する
Googleで候補語を検索し、上位ページの対象読者や説明範囲を確認します。例えば行政機関の届出案内が多いなら、提出先・期限・必要書類への需要が考えられます。ただし、検索結果は時期や地域等でも変わるため、検索意図は推測だけで決めず内容を読み比べてください。
ステップ4:既存URLと重複しないか照合する
公開済みの記事一覧やSearch Consoleのページ別クエリを見て、その疑問にすでに答えているURLがないか確認します。同じ意図なら既存記事への追記・改善を検討し、意図が明確に違う場合は新規記事に分けて相互リンクを設けます。類似語の数だけ記事を増やす必要はありません。
ステップ5:主キーワード・記事の役割・構成を決める
各記事に主となる検索意図を1つ定め、関連語は読者の疑問を補う範囲で見出しや本文に取り入れます。検索需要、事業との関連性、既存記事との差、一次情報の有無から優先順位を決めましょう。記事公開後の改善方法はSEOリライトのやり方で詳しく解説しています。
例えば、調査結果は次のように判断表にすると、制作する記事が明確になります。
| 候補(例) | 想定する疑問 | 記事化の判断例 | 確認すべきこと |
|---|---|---|---|
| 引越し 手続き | 全体像・順番を知りたい | 全体を案内する記事の主テーマ候補 | 既存の総合記事の有無 |
| 引越し後 やること | 引越し後の対応だけ知りたい | 既存記事があれば追記・リライトを優先検討 | 対象時期や説明範囲の重複 |
| 転出届 いつまで | 具体的な届出期限を知りたい | まず総合記事の一節で対応可能か確認 | 自治体などの一次情報と独立需要 |
この表は新規記事を必ず3本作るという意味ではありません。検索結果とサイトの既存URLを照合して、追記・統合・独立の順に検討します。
無料キーワードツール選びで失敗しない3つの注意点
無料枠では「必要な出力」ができるかまで確認する
候補の閲覧だけでよいのか、検索数やCSV出力まで必要なのかによって適したサービスは異なります。毎月まとめて調査する場合は、回数制限だけでなく一度に取得できる件数や、コピー・ダウンロードの可否も確認しましょう。
数値だけで記事の優先順位を決めない
検索ボリュームは需要の目安、ツールのSEO難易度は独自の推計、Googleキーワードプランナーの「競合性」は広告の指標です。同じ数字として比較せず、検索結果・事業との関連性・既存記事の状況を合わせて判断しましょう。
関連キーワードを機械的に見出しへ詰め込まない
検索候補をすべてH2・H3に入れても、読み手に必要な情報が増えるとは限りません。記事の目的に直結する疑問だけを見出しに採用し、細かな言い換えは自然な本文で扱いましょう。記事を分ける判断は前述のステップ4を参考にしてください。
無料ツールだけで足りる人・有料ツールを検討する人
個人サイトや記事数の少ないメディアなら、ラッコキーワード・Google Search Console・Googleトレンドなどの組み合わせから十分に始められます。検索数まで詳しく知りたい場合は、利用条件を確認しながらキーワードプランナーやGetKeywordを追加しましょう。
一方、毎月多くの記事を制作する、複数サイトを担当する、競合調査・順位計測・サイト診断・リライトの結果を一元管理したい場合は、無料枠を往復する作業に時間がかかることがあります。その段階で有料ツールを比較すると無駄がありません。
キーワード以外の機能まで比較したい方はSEOツール34選の総合比較を参考にしてください。yoriaiSEOには継続無料プランはありませんが、機能を確かめるための3日間の無料トライアルがあります。
無料キーワード調査のよくある質問
Q. 登録不要で使い始められるキーワードツールはありますか?
Googleトレンドやruri-coの類似キーワード分析など、登録せずに使える機能があります。一方、ラッコキーワードのフリープランやGetKeywordなどは登録が必要です。登録不要であっても、すべての機能が無制限とは限りません。
Q. 無料で月間検索ボリュームまで確認できますか?
ツールによっては可能です。Googleキーワードプランナーは利用条件を満たすと検索需要の目安を確認できますが、範囲表示になる場合があります。GetKeywordは利用回数の範囲内で検索数を確認できます。一方、ラッコキーワードのフリープランでは月間検索数を取得できません。
Q. Googleキーワードプランナーは広告費をかけずに使えますか?
基本的なキーワード調査は、広告を配信しなくても利用できる場合があります。ただしGoogle広告アカウント設定と支払い情報の入力は必要です。実際に広告を配信する設定にした場合は費用が発生するため、利用開始時の設定を確認してください。
Q. 検索数が0のキーワードは狙わない方がよいですか?
必ずしもそうではありません。ツール側で需要が小さく表示されたり、十分なデータがなかったりすることもあります。悩みが具体的で事業との関連性が高いなら、実際の検索結果と既存記事を見たうえで判断しましょう。
Q. 競合サイトが集客している検索キーワードも無料で分かりますか?
Google Search Consoleで確認できるのは原則として自サイトの検索実績です。競合の獲得キーワードはUbersuggestなどの推計機能で一部を調べられますが、正確な流入数や検索クエリの全件が分かるわけではありません。無料枠の表示範囲も確認しましょう。
まとめ|無料ツールは目的に合わせて組み合わせよう
キーワード候補の発見はラッコキーワード、既存記事の改善候補はGoogle Search Console、検索需要はキーワードプランナーやGetKeyword、季節性はGoogleトレンドというように、知りたいことに応じて使い分けるのが近道です。
調査の結果を記事に生かすときは、検索する人の疑問に答えられるかを基準にしてください。まずは無料で使える範囲を試し、必要な機能を見極めましょう。
確認した主な公式資料:ラッコキーワード/ruri-co/Ahrefs/Googleキーワードプランナー/GetKeyword(2026年10月23日確認)。




